ながつま歯科クリニック

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MTコネクターの症例紹介 2ページ目

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40代女性 両側遊離端 MTC+将来設計義歯

仕事が忙しく中々自宅でのケアーが出来ない状態が続き歯の動揺、歯肉の腫れを繰り返していた。
定期的には来院されていたのだが、数ヶ月に1回の清掃では歯周病の進行に勝てずいよいよ奥歯で噛むのもつらい状態になってしまった。


主訴
しっかり噛めるようになりたい。


方針/経過
ほぼ全顎に歯が残っていたが、なんとか残せそうな歯のみを除いて全て抜歯。その残りの歯も動揺があるが
将来設計義歯として増歯できるように計画。 結局上顎9本、下顎7本を抜歯しなければならなかった。



治療後
義歯の歯の色が自分の歯よりやや白いが患者さんのあえての希望である。
天然歯と色を合わせる事も出来たがやはり白い方がいい見たい(笑)
もしクラスプ(バネ)がある入れ歯であれば色の差よりもっと気になることであろう・・・
上顎には4本しか残っていないが、画像のようにバネも無く落ちない入れ歯の装着が可能。
いきなりの入れ歯であったが(治療義歯含む) 違和感無く噛めるとの事である。
今後も残りの歯を失わないようにケアーを続ける予定。


70代女性 両側遊離端 MTC

下顎の両側に健康保険適用の義歯を装着。しかしあまり装着していないようで、上の歯が延出していた。


主訴
左上の4番の歯根破折の為来院。その歯を処置後に下顎の違和感のある入れ歯をやり直したい。


方針/経過
破折した歯を抜歯しBrを装着する際に延出した上顎の歯列(両側)を整え 下顎左下45をMTコネクターの維持に理想的な天然歯の形態に審美的修正後治療用義歯を計画。
右側に頬小帯が2ヶ所 歯槽頂辺りまで伸びている。従来の義歯であればこの小帯は床で覆われてしまい 違和感の原因の一つになりうる。



治療後
治療義歯で約2ヶ月調整後 本義歯セット。頬小帯に干渉することなく装着されている。
違和感も無く食事も出来ているの事。

可動粘膜には床をのせないMTコネクター:症例により極端に床が小さくなる。しかし、これでしっかり噛むことができる。


50代男性 中間欠損(1,2本) MTC

6年前、根管治療中に右上6番の根管内に破折線を確認。特に痛みも無いのに抜歯となっては納得がいかないだろうと現在の根の状況を説明し患者さんに了解を得て補綴。その後、定期的に確認しつつ良好に経過していたが、いよいよ根が完全に割れてしまった。


主訴
右上6の被せが外れて、歯肉が腫れている。


方針/経過
根が完全に破折していた為、抜歯となった。抜いた部位に入れる歯をどうするか?という事であるが、ブリッジは両隣在歯が健全歯である為、あまり削りたくない。インプラントは知人がしているが、術後に腫れている状態を見てちょっと怖いのでやりたくない。では入れ歯という事になる。しかし、残っている歯の為にはクラスプ(バネ)は無い方がいいのでは?とMTコネクターを説明。リスクの少ない事を理解していただけたので、早速治療義歯よりスタート。抜歯後は歯肉が硬く安定するまで治療義歯は必須である。 約1ヶ月後 歯肉も硬くなり本義歯印象となった。


治療後
装着するのにちょっとしたコツがいるが慣れてしまえば簡単に装着できるようになった。装着当初、違和感や痛みは無いが食事中、簡単に外れると言われた。これは咬合調整で外れなくなった。粘膜負担義歯である為、従来のバネ(クラスプ)で維持している訳ではないのでちょっとした方向からの力で簡単に外れてしまうのである。ただ、日常生活に必要な生理的な動き(話す、食べるなど)では外れない。だから、残存歯にも影響がないのである。まさに、リスクの少ない方法であると思う。
奥歯のMTコネクター:画像の上の部分が頬側になる。金属部分もウィロニュウムという金属を使用しており0.35mmの薄さ。内側からはめ込む様に装着する。こんな形でも外れないのが不思議。当然頬側から金属は見えない。奥歯なんで義歯自体見えませんが・・・(笑)


50代女性 両側遊離端 MTC

2年前から 左の首筋あたりがおかしくなり痙攣や偏頭痛などが起き原因がわからず、総合病院の整形、眼科、耳鼻科さらには心療内科と転々とされていた。 左の首筋の痛みの原因が一向にわからず来院当時は神経科での神経ブロックの注射をされていた。 お話を聞くとちょうど2年前に左上7番を抜歯した頃だという。右上7番は3年前に抜歯していた。


主訴
現在、部分床義歯を装着しているが違和感がある。新たに歯を入れたいという事で来院。


方針/経過
口腔内を診断したところ 上顎両側7番の欠損により下顎両側7番がやや延出していた(その状態で義歯が装着されていた)とりあえず延出により咬合時に干渉している部分を咬合調整。 それだけで偏頭痛がかなり改善した。現在の義歯は口蓋に金属のプレートがまたがる形態で違和感があるとの事 今回のケースでもMTコネクターなら口蓋を避ける設計が可能である。 咬合調整をしても義歯を装着しなければ再び延出し症状が出てくる事を説明し 治療義歯よりスタート。その後、神経ブロックの注射をすることは無くなったという。
約1ヶ月の調整で偏頭痛もほとんど無くなったので本義歯を製作した。


治療後
装着するのにコツがいる為、慣れるまで少々時間はかかったが口蓋部にバーや床が無いので違和感はほとんど無く付けていられるという事です。今回のケースの欠損歯はたった2本、上顎の左右1本ずつ。一見問題なく歯列がそろっているのにたった2本の欠損でこれほどまでに(2年間の通院)身体に影響を及ぼすんだと考えさせられた。噛み合わせが身体のバランスと深い関係があることが証明されたケース。「もっと早くここに来ればよかった」と喜んで頂けたが、2年前ではMTコネクターを取り扱っていなかったので良いタイミングで来院されたと思った(笑) 

50代女性 偏側遊離端 MTC

約3年前 右上4,6番を抜歯し部分入れ歯(片側のみ)を装着しておられた。その義歯は5番にクラスプがかかっており だんだんとその歯も動揺がひどくなってきていた。 また左下奥歯5、6、7番には8年程前に大学病院でインプラントの処置をしてもらったが、術後からあまり噛み合わせがよくなかったらしくしっかりと噛んでいない。


主訴
入れ歯のクラスプ(バネ)がかかっていた右上の歯がダメになって入れ歯が入れられなくなった。上顎に張り付くような義歯は気持ち悪いのでしたくない。


方針/経過
右上5番の動揺している歯牙を抜歯。噛み合わせの診断で左側のインプラントの咬合がまったくされていない事が判明。今までは噛む所を探しつつ食事をしていた様であった。その上、右上の義歯でも噛む事も出来ず段々と顎が左に変位していた。
噛み合わせのひずみを改善する目的でまず治療義歯を装着してもらった。 

その後、約1ヶ月で抜歯した部分の歯肉も硬くなり、さらにインプラント部分でも咬合が出来るようになり噛み合わせが安定し、顎の変位も正常に改善された。



治療後
今回の様な奥歯4本欠損ケースであれば口蓋(上顎)に少なからず義歯の一部は干渉するものである。MTコネクターならこの様なケースでも違和感の出やすい口蓋部分を避けての義歯設計が可能である。しかもウィロニュウムという金属は0.35mmまで薄く出来る為、ほとんど気にならない。
違和感も無く快適に使用できているとの事です。 

はずした状態のMTコネクター: 奥歯4歯欠損の症例でも この設計が可能。しかも残りの歯への負担もない。


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